9月9日
BSフジ
プライムニュース
―長いので一部と最後だけ―
諏訪原
僕一回自民党の議員の人と話したんですけど、そういう機会があった時に
そもそも集団的自衛権を使うケースなんて殆どないんだってその人言ってたんです
だから心配ないんだって事言ってて
(爆笑)
(反町:それは(笑)なるほどわかりました、実名あげちゃまずい?ここで)
ここであげたらまずいんじゃないですかね
(反町:かなりクローズな内輪な)
そうです、クローズな
武見議員
だけどそれはね、やっぱり全く現実と違うんですよ
(諏訪原:自民党の中で認識ちょっと微妙なところってありますか、それは)
ですからね、我が国に対するミサイル攻撃っていうのは、従来ある種課程の議論として国会で議論されていた時よりも、はるかに切迫した脅威になってきました
その答弁が行われた時点では、北朝鮮実は核実験やってませんでした
その後ノドンまでミサイルを持ってですね、しかも300機も持って
それをそのいつ何時核弾頭として、発射する事ができるか
まさに直前の状況までなり始めようとしている
そうするとね、申し訳ないけど日本の今の迎撃ミサイルの体制だけで
これだけのミサイルは守りきれませんね
諏訪原
じゃあ、それを用意しようっていう発想にはならないんですか
迎撃ミサイルを用意しようって
武見議員
いや、一国だけで対応できません
反町
300個のノドンに対抗するだけの、対ミサイルミサイルを
諏訪原
一つの考え方、そういう風にはならない?
武見議員
自分達だけでそういうミサイルに対応できるような、ハリネズミのようなですね
本当に100%自国民を守れる迎撃体制は無理です
諏訪原
なるほど、米軍がいれば守れる?
武見議員
より確実に守る事ができます
諏訪原
なるほど
西郷
北朝鮮の核がっていう話だったんですけど、そもそも日本の国内に原発という核があるわけですよね
この間山本太郎議員の質問の中で、もし中国であったり北朝鮮であったりのミサイルっていうのが、日本の原発にぶつかってきたらどうするんですかっていう質問があったと思うんですね
これに対して政府側の答弁としては、そういう事は想定していないという答えがあったと思うんですけれども
武見議員
もし政府がね、そういう事を想定していないと言ってたとすれば
私の考えと違いますね
(西郷:今すぐ言って下さい)
私はねその状況の中でですね、やはりテロリズムの標的として
原発が対象になる確率は、以前よりはるかに高くなっていると思います
西郷
じゃあどうして原発再稼働になってしまうんですか
武見議員
それは再稼働しても再稼働してなくても同じようにですね
テロの対象になります
この場合にですね、原発の問題というのはそうした戦争テロの問題と
またもう一つ、我が国のエネルギー政策の基本に関わる話なんですね
今日の安全保障の問題とちょっとわけて考えてもらわなきゃいけないんですけども
稼働したから、標的としてより危険になるという単純な話ではない
西郷
勿論止まってても危険ですからね
武見議員
そりゃ当然ですよ
それで破壊されてしまえばですね、冷却機能失われてしまって
それによって危険性っていうのは増す訳ですから
稼働してようがいまいが、破壊される事によってですね
放射能が発散してしまうような危険性ってあるわけです 従ってその点はですね、私は常にそういうテロリズムに対して
或いはゲリラ的攻撃というものを想定しながらですね、原発がそういう時に
利用されないようにする、そういう防衛システム確立というのも
私は本気で考えなきゃいけない
西郷
すぐ、安倍首相に(笑)言って下さい、それは
反町
そこの部分っていうのは国のエネルギー政策としては要するに
原発に対する依存度は22%から23%までやらないと
日本のエネルギー、これはエネルギーの安全保障ですよ
エネルギーの安全保障、軍事上の安全保障とエネルギーの安全保障は別の話
武見さん言われたのは、まさにそういう事で
エネルギー上の安全保障というのは、日本はエネルギーの自給率が非常に、今6%ですか?低い国だから
それを何とかあげなくちゃいけないという意味において、原発というのはその意味で言うと
依存度が低いエネルギーだから、そこも22%位までは原発に頼って
他の部分は化石燃料もあり、再生可能もありという全体をミックスしたバランスを考えようというのが
エネルギーにおける安全保障で、それと軍事上の安全保障っていうのは
また違うんじゃないかっていう、ここも武見さんのご指摘なんかあんまり納得できませんか?
西郷
私自身は納得できなくてですね
今、実際福島で子供達の甲状腺癌多発してる訳ですよね
武見議員
多発してますか?
西郷
多発してないっていうお立場ですか
武見議員
うん
西郷
それはどのような根拠でそういう
武見議員
実際にその他の地域における、前立腺(聞き取りそのまま)の癌のですね発生率と比較しながら議論する話なんじゃないんですか?
西郷
やっぱり、疫学の観点から見ますとね
長いので略
最後
【提言】
日本をどういう国にしたいか
武見議員
僕はね、まさにお二人の存在そのものがね
日本の民主主義が健全に機能している証拠だと思います
それから、この安保法制もですねやはり本当にこうした力で現状を変更しようとするような国が隣にあったり
そして極めて危険な独裁国家で実際に日本に対する核攻撃も可能となりつつある時代状況の中で
まさにこうした平和を維持する為にも日本の国が抑止力をきちんと持って
そしてこうした力による変更ができないよという事を相手方にもわからせる
そういう防衛力を確保していく事がこれから必要で、その一つが今回の
極めて限定的な集団的自衛権の行使を可能とする安保法制だと言う風に思います
それを皆さん方に理解して頂くにはですね、まだまだ時間がかかりそうですけれども
これはね、自民党としては常に謙虚に粘り強くですね、国民の皆さん方にこれからもやはり説明をしていく事が当然の責務としてあると思っています
武見議員、お疲れ様でした!